[io_fep]と[/io_fep]で括った項目が数値の読み書きを行うとき、その値に表示と書き込み値の間で演算をさせることが出来ます。書式は
[io_fep]入力値への演算, 出力値への演算
[/io_fep]
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になります。
入力値への演算 | あべこべにならないようにしてくださいね。ユーザーの入力値に対し、行う演算を記述します。ユーザーの入力値を指す擬似変数 $Val や、アドレスコーディングで使用できる演算子を用いて演算された値が、メモリに書き込まれることになります。 |
出力値への演算 | メモリにある値を、ユーザーの見る画面に出力するときに行う演算を記述します。構文は「入力値への演算」に同じです。 |
例を見た方が早いです。仮に
[io_fep]$Val*100, $Val/100
[subject]所持金:calc,0x400000,0,100
[/io_fep]
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このようなとき、所持金にユーザーが10を入力すると*100された1000がメモリに書き込まれます。逆に、メモリ上の値が200なら、/100した2と画面表示されます。なお、最小値・最大値も、FEPを通した値で溢れ判定を行います。
また、実数電卓項目([f_calc])のように小数による表現を用いる項目の場合、[io_fep]の入出力演算も小数点を考慮した演算を行います。ただし、その場合に使用できる演算子は、%(剰余演算子)を除く算術演算子と、比較演算子のみとなります。
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