一撃理解っ、ダイアログ補正!
 このページでは、ダイアログ補正関連の説明を行います。ダイアログ補正は、次のページで説明するサーチ補正と密接に関わる補正方法のため、続けて次のページまで読むことをおすすめします。

初回に現れる入力ダイアログ
値入力ダイアログ  ダイアログ補正のかかった項目を選択すると、値を入力するためのダイアログが自動的に出現します(左図は一例)。もし、このときに対象のプロセス(ゲーム)を起動していない場合は、「〜.EXEを起動して下さい」といった感じの警告メッセージが出るかと思いますが、心配しなくとも間に合います。まずはゲームを起動して下さい。

※前述の警告でダイアログが出なかった方は、ゲームを起動後、サーチウィンドウ(次ページで説明)の「値の再入力ボタン(値の再入力)」を押して下さい。再度ダイアログが出現します。

 画面下部の入力項目欄では、現在選択されている項目だけが一段右に寄せて表示され、他と区別されています。それぞれの項目の決定値も、項目名の後ろに[ ]でくくって表示されます。
上記ダイアログの画面について、上から順に説明します。
諸注意欄 注意事項などが表示される領域です。
記入法 値を入力するときに、10進数で入力するか、16進数で入力するかを切り替えるラジオグループです。例えば、「10進」を選択しているときに、入力欄に「23」と書いた場合、そのまま23が値として使われますが、「16進」を選択しているときは、「16進数の2310進数の35」ということで、実際には「35」が使われます。
入力項目欄 値の入力を要求されている項目が、列挙されます。例の画面では「体力」「体力最大」「」「憎悪」という数値入力用の項目が4つ要求されていますが、ON/OFFを選ぶ項目などもあります。値の未入力を許可している場合もありますが、分かる限り全部入力した方が、正確な結果が出て良いでしょう。
OKボタン 値の決定を完了し、サーチに移るためのボタンです。なお、必ず決定しなければならない項目が未入力で残っている場合は、メッセージを表示します。
補正値の直接入力ボタン 補正値を直接入力するボタンです。入力した補正値は、順次一覧に追加されます。
 次のページで詳しく説明しますが、正しい「補正値」がすでに分かっている場合、わざわざ項目の値を入力しなくても、補正値を直接指定することで、処理を完了させることができます。そもそも、この「補正値」を求めるための材料として項目の値を使うので、補正値が先に分かっているなら、項目の値など必要ないわけです。
キャンセルボタン 処理をキャンセルして、ダイアログを閉じます。ただし、補正が完了するわけではないので、再び要求が有れば、ダイアログはまた出現します。
 先ほども書きましたが、いったんこのダイアログを閉じてしまったあとでも、サーチウィンドウの「値の再入力ボタン(値の再入力)」を押せば、いつでもダイアログを出現させることができます。
 そうして、項目に適切な値を入力してOKボタンを押すと、今度は「サーチ」を行うことになります。では、その「サーチ」をどうやって行うのか? 次のページで、さくっと説明していきます。


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※先に次のページで「サーチ補正」に関する説明を読んだ方がよいのですが、ダイアログ補正を自前で作成する機能について、以下に少し示しておきますので、興味が有れば読んでみて下さい。



アドレス補正の試作
 SSG中でアドレス補正の指定をしていない場合や、verの変更などで適切なサーチ方法が変わってしまった場合など、つまりは「どうもうまく書き換えられない」場合の最終兵器に近いのが、この「アドレス補正の試作」です。
 SSG作者さんが、アドレス補正属性で事前に指定している部分を自前で設定するというその性質上、少々込み入った知識が必要になります。とはいえ、一旦理解してしまえば後は応用の世界。たった一度の理解で済むのなら、がんばって自分の限界を超えてみて下さい。
サーチ範囲指定ウィンドウ  「アドレス補正の試作」機能の実行は、順々にステップを踏んで行います。対象のプロセスを起動した上で、メニューの[アドレス(A)]→[アドレス補正の試作(J)]を選んで下さい。まず最初に問われるのが、サーチ範囲です。「アドレス補正の試作」機能というのは、大雑把に言えば、特定の値を入力して、その値を元にサーチをかけるダイアログ補正を作り出す機能です。ということは、サーチする範囲を定めておかないと、最悪延々とサーチすることになってしまいますよね。そう言うわけで、サーチ範囲を決めるわけです。
 直接範囲を入力しても構いませんし、(対象プロセスが起動していれば、自動的に所得される)右側のヒープ範囲欄から、コピー/貼り付けしても構いません。
 範囲が狭すぎると、値がある箇所を探さずに終了してしまうこともあるでしょう。当然、広く取って悪いことはありませんが、値の存在する箇所が大体分かっているのなら、ピンポイントで狭めて狙うのも手でしょう。
使用項目選択ウィンドウ  続いて、「値を入力できる項目」を選択します。補正方法はダイアログ補正ですので、このあと何らかの値を入力しなくてはなりません。ということは、今現在分かっている値(入力可能な値)を指定することになるでしょう。で、そのうちどの項目を使用するかを指定するわけです。
 少々分かりづらいかもしれませんが、左端の「選」という列をクリックして、○印を付けた項目を使用する、という意味になります。
 SSG中に特定の属性を使用することで、この「アドレス補正の試作」に絶対使用させる項目や絶対使用させない項目などを指定できます。これらの指定がなされている場合、従うしかありませんので、無駄にクリック連打しないで下さい(笑)
 項目を一つ以上選んで適用ボタンを押すと、設定は完了です。いずれかの項目を選択し直せば、今設定したダイアログ補正が有効になるでしょう。



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