体力や所持金など、適当な数値を入力したい場合に、この項目を使います。書式は
[subject]項目名: calc, アドレス, 最小値, 最大値, 符号の有無, エンディアン
|
です。順に説明していきますので、付いてきてくださいよーっ!
アドレス | 読み書きする対象のアドレスです。詳しいアドレスの書き方は、《A-アドレス》を参照。 |
最小値 | 入力できる値の最小値を書きます。 |
最大値 | 入力できる値の最大値を書きます。 |
符号の有無 | 値が、負の値(-)になるのであれば、 signed と書き、常に正の値であれば、 unsigned と書きます。省略した場合、「signed」になります。 ※読み書きするバイト数が同じでも、符号の有無によって、扱う数値の範囲が変わってきます。
| 1バイト | 2バイト | 4バイト |
signed | -128 〜 +127 | -32,768 〜 +32,767 | -2,147,483,648 〜 +2,147,483,647 |
unsigned | 0 〜 255 | 0 〜 65,535 | 0 〜 4,294,967,295 |
|
エンディアン |
難解度「A+」 |
10進数の999を16進数で表すと、「03E7」です。2進数であらわすと「0000011 11100111」となり、大きい桁のバイトが左側に来ています。この状態をビッグエンディアンと呼びます。しかしWindowsのメモリ上では、この配置がバイト単位で逆(リトルエンディアン)になります。2進数で「11100111 00000011」、16進数で「E703」になるのです。
このエンディアン変換は、通常自動で行われるので意識する必要はありませんが、中には手動でこのエンディアンをビッグエンディアンに反転させているソフトもあります。そういった場合、このオプションに big_e を指定します。通常は、省略したときに適用される little_e で構いません。
|
|
項目名は、"/"区切りで表示先を分けることができます。電卓項目の場合、以下の様になります。(何番目の区切りがどの表示にあたるかは項目によります)
項目名 | ツリー表示される文字列です。 |
現在値前部補足文字 | 現在値の前に置かれる補足文字です。省略した場合、項目名が使われます。なお、アンダーバー(_)を指定すると何も表示しません。 |
値の固定名 | 項目のロックを切り替えるチェックボックスに表示する文字列です。省略した場合、「値の固定」になります。なお、アンダーバー(_)を指定すると、値の固定をできなくします。 |
現在値後部補足文字 | 現在値の後ろに置かれる補足文字です。 |
補足文字がちょっと分かりにくいかと思いますが、電卓項目での現在値の表示は
現在値前部補足文字 [ 現在値 ] 現在値後部補足文字
|
となることを考えれば、なんとなくつかめるかと思います。
まとめとして、いくつかのパターンで電卓項目を書いておきますね。
[subject]体力:calc,0x400000,0,100
[subject]気温:calc,0x400000,-273,9999
[subject]資本金:calc,0x400000,0,0xFFFFFFFF,unsigned
[subject]機数/残り//機:calc,0x400000,0,10
|
さぁ、電卓項目を使えれば、もう大抵の書き換えができると思いますよっ♪早々とSSGを書いてみるのもいいかもっ。
|